8/8 雑記 ~ゼロリスクに拘るな~

2020年8月14日

皆さんこんにちは。七語零黎です。
今年の梅雨明けは8月1日と、例年より遅くなりました。

そんな中、未だに新型コロナウイルスの新規感染が200~400台、はたまた今月最大などと言った速報が鳴り止みません。
そう言う報道をしても無駄だと気づいて貰いたいぐらいです。
ここで言う新規感染者数は、あくまでもPCR検査で陽性となった方を指していますが、中には1~2週間前に陽性となった方も含まれています。
更には症状の有無にかかわらず発表しております。
メディアも「新規感染者数が○○名で、症状有りが××名、重症者が△△名、無症状が□□名」といった報道をすればパニックに陥ることはなくなるでしょう。
皆さんも新規感染者数に一喜一憂せず、冷静に判断しましょう。

今回は、表題の通り「ゼロリスクに拘るな」。
新型コロナウイルス感染症拡大でTwitter上でもこの「ゼロリスク」と言う単語を見た方も多いかと思います。

まず、「リスク」はこのような意味を持っています。

リスクとは、将来いずれかの時に起こる不確定な事象とその影響、という意味である。日本語においては、何か悪い事が起こる可能性、予想通りにいかない危険、危機が生じる度合いなど「危険」や「危機」をさすことが多いが、悪い事象そのものだけではなく可能性を含めた意味がある。つまり「不確定な要素を事前に測定できるもの」と定義される。英語の risk の語源はラテン語の risicare であり、その意味は「(悪い事が起こる可能性を承知の上)勇気をもって試みる」ことを意味する。

英語において「危険」そのものをさす言葉には「ハザード(hazard)」「デンジャー(danger)」「ペリル(peril)」などの種類がある。ハザードは日本語においてはリスクと同義に使われがちであるが、ハザードが「危険や悪い状況が発生するのか不確実」であるのに対して、リスクは「不確実であることを確率的に計測できる」点に大きな差がある。金融の分野においては、リスクの持つ「不確実な事象の可能性」に悪い事ばかりでなく良い事も含んだ使い方がされる。

(引用元)Weblio辞書「リスクとは何?」

簡単に言えば、「悪い事」「予想外の出来事」ですね。
「リスクマネジメント」と言う言葉を聞いた方も多いかと思いますが、そのリスクの事です。
「リスク」と言う言葉自体は悪い意味で使われることが多いですが、良い意味で使われることも少なからずあるようです。

それではここからは表を用いて説明いたします。
今回の新型コロナウイルス感染症は7/11の雑記では下記のように紹介しました。

新型コロナウイルスにかかると、感染してから約4日(長くて14日)に咳・くしゃみ・発熱・喉の痛みなどと言った風邪のような症状が発生します。
(上記以外に頭痛・倦怠感なども発生する事がある)
内容としては風邪やインフルエンザに似ていますが、問題は症状がそれよりも長いと言う特徴があるとのこと。
発症してから1週間程度は風邪のような症状ですが、そこから約20%の確率で肺炎症状を患うことがあります。更に約5%で重症化することも。

それではこれを「普通の考え」と「リスク」の表に変えてみましょう。

普通の考え リスク
風邪のような症状(咳・くしゃみ・発熱・喉の痛み) 肺炎(約20%の確率)
重症化(人工呼吸器の装着など、約5%)

文面にするよりもこちらの方がわかりやすいですよね?

続いて自動車運転の例で行ってみましょう。

普通の考え リスク
目的地に速く移動出来る
より遠くまで移動が出来る
活動の幅が広がる
事故を起こしたときの代償が大きい
乱暴に扱うと犯罪に繋がる

こんな感じでしょう。
【解説】
自動車は遠い目的地に移動出来るなど活動の幅を広げることが出来る反面、事故を起こしたときの代償が大きい(特に人身事故)のと乱暴に扱うと犯罪に繋がる(例:煽り運転)ので、これらを回避するには運転者自身の技能が問われる。

3つめはマスク。

普通の考え リスク
他の人に感染させない
花粉から守る
感染対策としては有効でない(ウイルスは素通りするため)
暑い時期は熱中症の原因になる
吐き出した二酸化炭素を吸い込むなどして他の病気を誘発する恐れ

【解説】
マスクは他の方へ感染させないことや花粉から守るイメージが強いものの、ウイルスがマスクの生地を素通りするため、感染対策には有効では無いことが解っている。
また、暑い時期はマスクの中に熱がこもりやすく「熱中症」の危険性も問われているだけでなく、呼吸で吐き出した二酸化炭素を吸い込む事による「高炭酸ガス血症」の発症などの恐れがある。

最後に「新しい生活様式」。

普通の考え リスク
感染拡大防止 コミュニケーション能力の低下
免疫力の低下
大衆分断
経済の停滞

【解説】
「新しい生活様式」は感染拡大防止の為に設けられたものだが、科学的根拠に基づかないものが多い。リスクは例として4つ挙げたが、この中で大きいのは「コミュニケーション能力の低下」と「大衆分断」。
例えば「オンライン帰省」は感染防止の役に立っても、最終的には生身の人間が怖くなるなどになり、結果的にコミュニケーション能力の低下に繋がる恐れがある。
この「新しい生活様式」は実践しているところも多いが、強制力は一切持っていない事に注意されたい。つまり、やりたくなければやらなくても良い。
また、今までの感染症においても生活様式を変えるまでの事例は無く、日本において一類感染症に指定されている「エボラ出血熱」(日本では発症無し)や二類感染症の「結核」でも患者の隔離程度に留まっている。

ここまで4つ取り上げてきましたが、何かにお気づきでしょうか?

それは、「どれを取ってもリスクは生じる」と言うことなのです。
例えば、自動車運転であれば普通に運転していた時に自分が事故を起こさなくても他の車にぶつかる「もらい事故」があります。
もらい事故も絶対に起きない事ではありません。これを回避するには「事前にブレーキペダルを踏む」「左右安全確認」などが必要になります。
新型コロナウイルスでも、重症化すると肺炎に加え人工呼吸器の装着などが必要になりますので、重症化しないよう何としても軽症までに留めておく必要が出て来ます。

会社(企業)の場合、自然災害や政治経済・ビジネス・業務上(セクシャルハラスメント、パワーハラスメント etc…)などあらゆるリスクを抱える事が多くなります。
これらは必ずついてくるもの、または繰り返し発生する事も考えられます。このリスクに対して損失を回避・低減をはかることを「リスクマネジメント」と言います。

さて、この記事の中で「リスクを完全に無くす」事は出て来ましたでしょうか?

 

答えは「NO」。
当文章の中には一切出て来ませんでした。

今回のお題は「ゼロリスクに拘るな」と言うことですが、もし「ゼロリスク」が実現したらどうなるか?
安全に生活は出来るかと思いますが、万が一の時に対処出来ず最悪の状況を迎えてしまい、逆に人類滅亡などに繋がっていくのではないでしょうか。
だから多少のリスクは承知した方が良いのです。

今回は「ゼロリスクに拘るな」と言うことで取り上げてきました。
それでは簡単に要点をまとめます。

  • リスクは簡単に言うと「悪い事」「予想外の出来事」
  • どれを取っても必ずリスクは発生する
  • リスクを完全に無くすことは出来ない
  • 多少のリスクは承知するべき

人生の中で「ゼロリスク」は絶対にあり得ませんので、「ゼロリスク」を見かけたら疑うことが大事です。
それと多少のリスクは承知した上で活動を続けましょう。「怖い、怖い」では先に進みません。

ではまた。